成年後見業務について

 

こんにちは

杉浦司法書士事務所 スタッフ服部です。

 

先日、杉浦が成年後見人となっているMさん(女性)に会いに行きました。

Mさんは精神障害があり、精神的年齢は13~4歳ぐらいだと思われます。

 

Mさんの好きな芸能人は「嵐」が好きで、

事務所に「CDが欲しい」と電話が掛かってくることがあります。

 

 

その他にも、「いきものがかり」や「西野かな」も好きなんです。

私よりも詳しいので、いつも会う度に最近のJpopを勉強した気分になります。

 

Mさんはご実家はありますが諸事情があり、

現在は他市の精神科の病院へ入院をされています。

 

ご本人は「退院後は仕事がしたい」という希望があります。

しかし、残念ながら精神障害者の方が入所しながら

仕事をすることができる場所があまりに少なく、

病院のケースワーカーさんのお話によると、

付近に受け入れてもらえる所もないので

遠方の方を探しています、とおっしゃっていました。

 

「地元に居させてあげれないのが、申し訳ない」

ケースワーカーさんが謝ることではないのですが、

悶々としてしまいます。

 

病院の看護師主任の方が、

「精神障害者の方は、薬を飲んだ?とか

誰かがそこにいるだけで生活できる人は沢山いるんですよ。

受け入れてもらえる場所がなくて

本人の意欲や希望に応えられないのから

入院継続という方もいるんですよ」

とお話されていました。

 

精神障害者の方の経済的に自立する環境が整っていないというのが、

本当に残念です。

精神障害者の方の成年後見のお話も増えてきているようで、

今後の課題になるんだろうなと感じています。

 

私は「私が今、Mさんにできることは何だろうか」

と考えて会うようにしています。

Mさんが私と会うことで安心してもらえること、

笑顔になることが増えるようにしっかりと支えていきたいです。

 

服部